top of page
検索
  • 執筆者の写真atamakaiji

「さかな~進化の前のゆううつ~」リモートMVについて

フロムカナダがコロナウイルス禍に発表した非接触の

いわゆるリモートでのMV「さかな~進化の前のゆううつ~」に対して

直接間接問わずたくさんの反響をいただいておりまして、

まずはそのことに感謝をお伝えします。

本当にありがとうございます。

みなさんに神のご加護があらんことを。


このブログで改めてこの曲について、フロムカナダのリモートでの活動について

よもやま話をお伝えできたらと思います。

長文駄文は必死ですが、どうぞみなさん

最後までお付き合いくださいね。



楽曲「さかな~進化の前のゆううつ~」について


作曲した当時ぼくatamakaijiは25歳で、

knock note alien(ノックノートエイリアン)という名前の

女性ボーカルバンドを組んでいました。

かろうじてTVが世間の流行りをコントロールできていたころの話です。

その日は毎冬恒例の、ろくに滑れないスノボ旅行のために

長野白馬行きの夜行バスの窓際の席に座っていました。

なんとなくカーテンをよけてみていた窓の外は月がくっきり綺麗で

ふとイメージが湧いたのを覚えています。

追い詰められた人が深刻な事実を淡々と独白するイメージ

それ以上の圧倒的な生命の神秘を目の当たりにしたイメージ

同時に歌詞と曲のほとんどが浮かんできたのを覚えています。

ぼくにとって決定的な 大切な曲になるだろうなと思いました。


かつてknock note alienでこの曲を演奏して、

いまはフロムカナダで演奏をしています。

この曲が若い時分の一過性のものではないことが嬉しいし 楽曲に人格があるとして

きっと同じように思ってくれていると思います。


この先の音楽人生で、いつ演奏しても等身大でいられる曲が

何曲あるかわかりませんが「さかな~進化の前のゆううつ~」

その貴重な一曲であり続けてくれると思います。



フロムカナダリモート活動について


いちおうバンマス(バンドマスター)の自覚があるぼくは

この無慈悲なウイルス禍においても、なんとかバンドの士気を保たなくちゃと

必死でした(大丈夫だって がんばろうぜ!)。

当然練習の場はオンラインに移りますが、そもそも音というものは時間軸ありきですし

生バンドの表現の肝は「瞬間の感応の連鎖」にあります。

通信環境の限界による発音の遅延なんかと闘いながらの

オンラインバンド活動は困難でしたが、絶えず進めてきた

フロムカナダの活動を失速させるわけにはいきません。


そうして思いついたのが、完全リモート環境でのMV作成です。


それぞれの自宅で録音した音と映像を合わせればとりあえず形になるはず。

完全ではないながらも、困難を乗り越えてできた結果が

世間のみなさんをはげますことになればいいなと思いました。

演奏曲には歌詞的にも「さかな~進化の前のゆううつ~」

タリピツじゃないっすか!ということになりました。


MV作成は大変でしたが楽しかったです。

会えない時間が愛育てるのさ♪ じゃないですが、想像しあうことで

さらにバンドの絆は深まったんじゃないかと思います。

リモートMV、ぜひ何回でもご覧下さい。

それに耐えるだけの強度が楽曲にも、バンドにも、施策にもあると思います。

この忌まわしい時期が収束したらライブで一緒にシンガロングしましょう。

その時を楽しみにしていますね!

お互いにがんばって、また会いましょう。


※このMVの完成を以て

リアルでのバンド活動自粛を解除させていただきます。

閲覧数:82回0件のコメント

最新記事

すべて表示

冗談みたいなひどい状況ですね。 それが自分たちだけじゃなくて、世界中が同じというのに 気持ちの遣り場はありますが それにしたって、コロナウイルスはひどい。 普段ぼくは誰かと会いたい話したいとあまり思わないタイプですが、 今だって特に誰かとしゃべりたい訳ではありませんが、 制限されると息苦しいものです。 とうぜんバンド活動にも大きな影響があります。 フロムカナダは課題曲を3曲かかえていて ライブ「最

bottom of page